南海バスおよび南海ウイングバス金岡・南海ウイングバス南部では2020年3月1日に大規模な系統番号の変更を実施することが発表された。(詳細:http://www.nankaibus.jp/var/rev0/0002/7807/202021711812.pdf)
当記事では今回の系統番号大改編について、筆者自身の感想を書き出してみることにする。
<評価点>
今回の改編の最大の評価点はやはり派生系統の番号の振り方に明確な法則性を持たせた点ではないだろうか。
従来の系統番号において派生系統の番号は(1)別の番号を振る、(2)「特」をつける「直」とかもあるけど、(3)ハイフン+数字をつけるという3種類の振り方がある。しかしながら明確なパターンなどは見受けられず3パターンの方法が混在し、特13-1のような特とハイフンの合わせ技があったり、ハイフン+数字のパターンにしても光明池営業所はいきなり-2から振り、空港営業所には2-0なる番号があったりするなど統一性がなく、はっきり言ってグチャグチャで意味不明という印象であった。
これが新系統番号では「末尾のアルファベットで運行形態を表す」というルールが定められた。(C:途中止め、L:延長便、V:経由便)これにより、「特」パターンやハイフン+数字パターンはほぼ+C/L/Vに変わり、統一性があって従来のものより理解しやすいものになったと感じる。
<疑問点>
別の番号を振るパターンの派生系統の系統番号であるが、南海バス本体管内は新番号化でほぼ「+C/L/V」パターンになっているが、ウイング南部はというと末尾アルファベットルールを無視して「現番号を流用する」パターンが多く、このあたり統一性が取れていないという印象を受ける。
加えて途中止め便・経由便・延長便に関しては原則ルールができたとはいえ、
・循環系統で右回りと左回りがある場合、系統番号をそれぞれ分けるかどうか
(泉北ニュータウン内の多くの系統は同じ番号だが、加塩南花台循環や光明台回りなどは番号を区別)
・急行系統の系統番号は普通系統の番号と分けるかどうか
(金剛駅前~狭山ニュータウン回りは普通51→251・急行52→252だが、住之江公園~匠町は普通・準急ともS11→91…など)
といった派生の仕方をした系統の番号の附番については統一ルールができず、新番号でも結局バラバラのままなのが残念といったところだろうか。
で、これはあまり実用上問題ない部分ではあるのだが、末尾アルファベットのC/L/Vというチョイスが謎。公式発表にはC=Cut、L=Length、V=Viaからとったそうだが、延長=length([名]長さ)というのはどう考えてもおかしい…。longのLなら普通に理解できるが。
と言うか、短縮だからcutってのもねえ…。担当者がshortやextensionといった単語を知らないだけなのか、それとも他に意図があるのか、実際のところどうなのやら…。
当記事では今回の系統番号大改編について、筆者自身の感想を書き出してみることにする。
<評価点>
今回の改編の最大の評価点はやはり派生系統の番号の振り方に明確な法則性を持たせた点ではないだろうか。
従来の系統番号において派生系統の番号は(1)別の番号を振る、(2)「特」をつける「直」とかもあるけど、(3)ハイフン+数字をつけるという3種類の振り方がある。しかしながら明確なパターンなどは見受けられず3パターンの方法が混在し、特13-1のような特とハイフンの合わせ技があったり、ハイフン+数字のパターンにしても光明池営業所はいきなり-2から振り、空港営業所には2-0なる番号があったりするなど統一性がなく、はっきり言ってグチャグチャで意味不明という印象であった。
これが新系統番号では「末尾のアルファベットで運行形態を表す」というルールが定められた。(C:途中止め、L:延長便、V:経由便)これにより、「特」パターンやハイフン+数字パターンはほぼ+C/L/Vに変わり、統一性があって従来のものより理解しやすいものになったと感じる。
<疑問点>
別の番号を振るパターンの派生系統の系統番号であるが、南海バス本体管内は新番号化でほぼ「+C/L/V」パターンになっているが、ウイング南部はというと末尾アルファベットルールを無視して「現番号を流用する」パターンが多く、このあたり統一性が取れていないという印象を受ける。
【現行の系統番号】本体管内でも「171って実質的に172の区間運転なのでは?172Cでよくないか?」といったようなことは思ったりしたが…。
60(北信太駅筋~鶴山台回り)の区間運転便:62(北信太駅筋→鶴山台センター止)
18(河内長野駅前~小山田南方面循環)の市役所経由便:17
21(泉佐野駅前~犬鳴山)の区間運転便:22(泉佐野駅前→久の木)
61(岸和田駅前→和泉中央駅)の徳洲会病院経由便:63
【新系統番号】
360(北信太駅筋~鶴山台回り)の区間運転便:360C(北信太駅筋→鶴山台センター止)
418(河内長野駅前~小山田南方面循環)の市役所経由便:418V
721(泉佐野駅前~犬鳴山)の区間運転便:722(泉佐野駅前→久の木)
661(岸和田駅前→和泉中央駅)の徳洲会病院経由便:663
加えて途中止め便・経由便・延長便に関しては原則ルールができたとはいえ、
・循環系統で右回りと左回りがある場合、系統番号をそれぞれ分けるかどうか
(泉北ニュータウン内の多くの系統は同じ番号だが、加塩南花台循環や光明台回りなどは番号を区別)
・急行系統の系統番号は普通系統の番号と分けるかどうか
(金剛駅前~狭山ニュータウン回りは普通51→251・急行52→252だが、住之江公園~匠町は普通・準急ともS11→91…など)
といった派生の仕方をした系統の番号の附番については統一ルールができず、新番号でも結局バラバラのままなのが残念といったところだろうか。
で、これはあまり実用上問題ない部分ではあるのだが、末尾アルファベットのC/L/Vというチョイスが謎。公式発表にはC=Cut、L=Length、V=Viaからとったそうだが、延長=length([名]長さ)というのはどう考えてもおかしい…。longのLなら普通に理解できるが。
と言うか、短縮だからcutってのもねえ…。担当者がshortやextensionといった単語を知らないだけなのか、それとも他に意図があるのか、実際のところどうなのやら…。